ロータリー財団奨学生中間報告 筒井 康美(第16回)
2024年12月03日
2022 ~ 2023年度 グローバル補助金 奨学生
筒井 康美
第16回 中間報告書(2024年11月1日 ~ 2024年11月30日)
1. 基本情報
カウンセラー(派遣側) | 林 明様 R財団部門長(熊本江南R.C) |
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カウンセラー(受入側) | Oliver Friedrich様(R.C of Berlin International) |
教育機関 | ベルリン工科大学(ドイツ) |
専攻分野 | 水と衛生 |
2. 学業面での成果,状況,予定等
11月も引き続き、適時指導教官の先生と面会し、修士論文の作業を進めました。
今月は現地視察に加えて2名の専門家へのインタビューを行いました。お二方ともベルリンを含むドイツの都市治水において第一線で活躍する方々で、興味深く、また独自の視点や見解がとても印象に残りました。
3. 受入ロータリーとの交流
11月15日および22日の定例会に出席しました。
11月15日の定例会ではウクライナのキーウ市を訪問したロータリアンの一人から報告がありました。キーウの街では戦争による目立った被害は見当たらないもののインフラなどが破壊されている箇所はあるそうです。また、ドイツ国籍の人はウクライナ入りのために特別な許可は必要ないものの国境での出入りには異様な緊張感があったとのことです。
11月22日の定例会ではZoomにてイギリスのロータリアンからネパール東部の孤立した山岳地帯に学校と病院をつくるプロジェクト(Laligurash projects )について紹介がありました。ネパールはかつて住んでいたことがあるので、スライド写真を通してネパールの様子を懐かしく拝見しました。またネパールのなかでもひときわ孤立した場所でロータリーの活動が行われていることに感銘を受けました。
4. その他(留学先での出来事等)
ベルリンの11月は氷点下となる日もあり、冬本番です。時期を同じくしてクリスマスの準備が始まり、広場などではクリスマスマーケットの設営が始まり、お店にはクリスマスの飾りつけ用品やプレゼントが並び始めました。
11/1~3で日本都市計画学会全国大会(場所:北九州)に参加いたしました。学会では日本での研究の動向について集中的に情報収集することができました。またドイツを研究対象とした数名の日本人研究者(大学教授の先生方)と知り合いになることもできて、短期間でしたがとても有意義な機会となりました。
学会会場までの道中、東京にて、第2720地区財団部門長の林様に面会し、留学の状況などの報告を行いました。
11/15の定例会で、キーウ市(ウクライナ)訪問の旅程を説明するロータリアン。ベルリンからポーランドの首都ワルシャワを経由したのちプシェミシル市(ポーランド内でウクライナに隣接する街)へ移動しそこから鉄道でキーウ市入りしたとのことです。
11月半ば、ベルリン中央駅には飾りつけなしのクリスマスツリーとリースが設営されていました。12月に入ったら飾りつけされるのでしょうか。通常街中で見かけるクリスマスツリーは飾りつけがしてあり、周囲にはプレゼントが置いてあります。
日本都市計画学会第59回全国大会が開催された北九州国際会議場。写真の部屋は同時通訳による会議も可能な設備となっていました。